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2019 年度 研究成果報告書

骨格筋由来の細胞外小胞を介した新しい代謝促進メカニズムの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 17K01843
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 応用健康科学
研究機関三重大学

研究代表者

小林 由直  三重大学, 保健管理センター, 教授 (70378298)

研究分担者 江口 暁子  三重大学, 医学系研究科, 特任講師(研究担当) (00598980)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード細胞外小胞 / メタボリック症候群 / 運動 / プロテオミクス解析
研究成果の概要

肝細胞および脂肪細胞由来の血中EV数は、非アルコール性脂肪生肝疾患 (NAFLD) に関与する様々なメタボリック因子と相関することが明らかになり、EVは肝臓、脂肪組織、骨格筋などの臓器における脂質・糖代謝などの代謝異常を反映するバイオマーカーであることが示された。
強度インターバルトレーニング運動負荷 (HIIT-Ex) は、心肺や筋肉への負荷を伴いながら血中のEV数および成分を有意に変化させることが明らかになった。EV成分のプロテオミクス解析により、EVに含まれるタンパク質は、HIIT-Exにより引き起こされる全身臓器の様々な代謝調節に関与していることが示唆された。

自由記述の分野

健康増進

研究成果の学術的意義や社会的意義

血液中の細胞外小胞の数および成分は、メタボリック症候群における全身の代謝異常を反映することが明らかになり、その時の健康状態を評価するための指標(バイオマーカー)になることが示された。
運動により血液中の細胞外小胞の数と構成タンパク質が変化することが明らかになり、構成タンパク成分の変化を通して運動により引き起こされる生体内の様々な代謝調節反応を評価することができ、健康増進に必要な運動の設定に役立つ情報が得られることが示された。

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公開日: 2021-02-19   更新日: 2022-01-27  

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