21人の非肥満、健常男性を対象として、標準食6日間摂取後、6日間の高脂肪食摂取(飽和脂肪酸60-70%程度含有)の負荷を行った。高脂肪食負荷前後でグルコースクランプ法により、インスリン感受性を評価し、また、便中の腸内細菌叢の解析と血液中のリポポリサッカライド結合タンパク(LBP)の濃度を測定した。 高脂肪食負荷後で筋肉と肝臓でのインスリン感受性は低下し、血液中のLBPは有意に上昇した。また、脂肪食負荷前のバクテロイデス門の占有率はインスリンクリアランスと筋肉でのインスリン感受性と負の相関関係を示した。結論、高脂肪食の負荷により、インスリン感受性は低下し、代謝性エンドトキシン血症は増悪した。
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