研究課題/領域番号 |
17K01895
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
澤井 ちひろ 滋賀医科大学, 医学部, 特任講師 (30599824)
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研究分担者 |
阪上 由子 滋賀医科大学, 医学部, 特任准教授 (00437170)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 子どもを守る地域ネットワーク / 地域在宅支援 / 多機関連携 / 子ども虐待 / 発達障害 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は子どもが育つ地域での在宅支援に関して、専門領域の異なる多職種間で子どもの状態像や背景要因、必要な支援を共通理解するためのツール作成である。在宅支援を継続された児と施設入所に至った児の臨床像を解析し、多軸評価でアセスメントを行った。評価項目は身体成育、家族機能、知的発達、認知行動特性、学習習熟状況、活動参加状況、対人関係・行動パターン(内在化と外在化)とした。在宅児では認知行動特性、対人関係・行動パターンの課題を認めた。施設入所児では家族機能、知的発達、認知行動特性に課題を持ち、外在化行動を呈した。今後も多角的な視点をもとに効果的な支援、連携モデルの構築を目指した実装化を進める。
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自由記述の分野 |
小児科学 こども学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、在宅で支援を要する児と施設入所児の臨床像を解析した。在宅児では認知行動特性、対人関係・行動パターンの重複した課題を認めた。施設入所児では入所以前の在宅時期において家庭機能不全が顕著であり、知的発達、認知行動特性に課題を持ち、学習習熟困難や学校での活動参加への支援が乏しい状況があった。抑うつや不安など内在化症状の把握がされておらず、家庭内暴力や虞犯行為の外在化行動が生じていた。施設入所後は、職員の関わりを通じて生活リズムの確立、身体化症状への丁寧な対応、言語化への支援が児らの適応状態の改善につながった。施設入所児の臨床像の検討は、翻って有用な在宅支援の実現に寄与すると考える。
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