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2017 年度 実施状況報告書

シングルマザーの産前産後の支援:ファミリーパートナーシップモデルによる支援の評価

研究課題

研究課題/領域番号 17K01907
研究機関首都大学東京

研究代表者

木村 千里  首都大学東京, 人間健康科学研究科, 准教授 (60520765)

研究分担者 池田 真弓  帝京平成大学, ヒューマンケア学部, 講師 (50583001)
園部 真美  首都大学東京, 人間健康科学研究科, 准教授 (70347821)
大森 貴秀  慶應義塾大学, 文学部(三田), 助教 (60276392)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードシングルマザー / 産前 / 産後 / ファミリーパートナーシップモデル
研究実績の概要

平成29年度はシングルマザーの妊娠期、育児期の生活上の経験について後方視的にインタビュー調査を実施した。
東京都内のシングルマザーサロンに関与している社会教育指導員をゲートキーパーとし、シングルマザーサロンの定例会で研究対象候補者であるシングルマザーにチラシを用いて研究の趣旨を説明し、研究への参加を依頼した。参加意向のある女性から自発的に連絡をいただく形で研究参加の意向を確認した。
その結果、妊娠、分娩、育児経験のあるシングルマザー10名から研究参加の意向が確認された。シングルマザー10名を対象として、年齢、職業、妊娠分娩歴、子どもの状況等の属性や背景についてはフェイスシートに記載してもらうかたちで情報収集し、妊娠の経緯、妊娠期の生活、出産から現在までの育児を含む生活上の経験については60~90分程度のフォーカスグループインタビューを実施しデータを収集した。研究対象者の面接内容は許可を得て録音後に逐語録とし、質的に分析している。
また、研究分担者がファシリテーターを務め、FPMプログラムによる産前産後の母子訪問に関する講習会を開催した。2か月間に2度の講習会に参加し、FPMプログラムを用いた母子訪問のスキルを習得した助産師5名を講習会参加後にリクルートし、30年度以降にFPMプログラムによる母子訪問を実施するという形での研究協力に同意を得たところである。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究対象候補者(母子訪問を受けるシングルマザー)のリクルートが可能な施設をさらに増やし、各施設への交渉やその後の手続きに時間を要しているため。

今後の研究の推進方策

都内のシングルマザーサロンだけでなく、産科クリニックや研究代表者の所属機関に近い医療機関(大学病院)や自治体に研究対象者のリクルート等の研究協力を依頼し、研究対象候補者のリクルートの機会を増やす予定である。

次年度使用額が生じた理由

未使用額が発生した状況:29年度にシングルマザーへのフォーカスグループを行い、その結果を関連のシンポジウムにおいて発表する予定であったが、分析の結果、追加事例への同インタビューの必要性が考慮され、計画を変更したため発表資料(ポスター、配布資料)の作成費用として未使用額が生じた。
次年度における未使用額の使途内容:このため、シングルマザーへのフォーカスグループの結果の発表を次年度に関連学会で行うこととし、未使用額はその経費に充てることとしたい。

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公開日: 2018-12-17  

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