• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 実施状況報告書

乳児期の寝返り・四つ這い経験は本当に必要ないのか?運動器障害の解明と予防に向けて

研究課題

研究課題/領域番号 17K01909
研究機関北里大学

研究代表者

横山 美佐子  北里大学, 医療衛生学部, 講師 (70439149)

研究分担者 田久保 憲行  順天堂大学, 医学部, 准教授 (20306583)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
キーワード運動器検診 / 運動発達 / 四つ這い(ハイハイ) / 寝返り / 側弯
研究実績の概要

本研究は、寝返りや四つ這いの欠如が、運動器障害に及ぼす影響を明確にすることが目的である。対象は、協力の得られた小学校の児童699名のうち、運動器検診を受診し、乳児期運動発達アンケートに回答した児童とした。そのうち、精神発達遅延や明らかな運動障害がある児を除外した149名を本研究の対象者とした。
2021年度は、さらに、対象者を追加しようと考えたが、新型コロナウィルス感染症蔓延の影響により、小学校等の協力は、得ることができなかった。そのため、既存のデータから精度の高い結果を導き出せるよう、統計学者等に相談しながら研究を進めた。
本研究では、運動器検診で側弯やその他の異常を指摘された児の乳児期運動発達のアンケート結果を重要視していたが、その回収率は0%であり、運動器疾患と乳幼児期の発達に関しては、解析ができなかった。そのため、側弯症と判断された小学校5・6年生の運動能力との関係を解析し、どのような運動能力が影響を受けているのかを明確にした。この成果は、2022年度に開催される世界理学療法学会アジア西太平洋地域学会で発表する予定である。
また、乳児期の四つ這い経験と運動能力の関係については、現在、すべてのデータを正規化して解析中であり、第9回日本小児理学療法学会学術大会に演題登録予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新型コロナウィルス感染症の蔓延に伴い、研究計画通り遂行できなかったため。

今後の研究の推進方策

今年度が最終年度である。学会発表と並行し、論文発表に向けて準備中である。
その上で、得られた知見を成果報告書としてまとめる予定である。

次年度使用額が生じた理由

追加データ収集に関わる費用が発生しなかったこと、成果発表に関する旅費が計上できなかったことと論文作成に関する校閲費が使用できなかったため。

URL: 

公開日: 2022-12-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi