研究課題/領域番号 |
17K01910
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研究機関 | 共立女子大学 |
研究代表者 |
白川 佳子 共立女子大学, 家政学部, 教授 (20259716)
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研究分担者 |
無藤 隆 白梅学園大学, 子ども学研究科, 名誉教授 (40111562) [辞退]
境 愛一郎 共立女子大学, 家政学部, 准教授 (70781326)
原 孝成 目白大学, 人間学部, 教授 (10290636)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 保育者 / コミュニケーション・スキル / 保育者研修 / 保育者養成校 |
研究実績の概要 |
2017年度には、保育現場において実際の保育場面の観察と仮想場面における保育者の子どもへの関わり調査を実施した。また、研修あり群には保育者研修を実施した。その結果実際の保育場面の観察では、研修あり群において保育者研修の事前と事後調査で保育の質評価の点数が上昇した。このことから、保育者研修の効果があると考えられる。仮想場面のかかわり課題では、保育経験年数が長くなると、かかわりの種類が多くなる傾向が見られた。このことから、経験年数が長くなると子どもへのかかわり方のバリエーションが増えることが示唆された。 2018年度には、ハンガリーのブダべストで開催されたEECERA(ヨーロッパ幼児教育学会)において研究成果を発表し、調査協力園においてフィードバックを実施した。 2019年度には、保育者養成校の学生に対して、仮想場面における子どもへの関わり調査を実施して、2017年度の保育者調査との比較分析を実施したところ、学生よりも保育者の方がかかわり方のバリエーションが多かった。このことから、保育現場での経験を積むことによって子どもへの関わり方が豊富になることが示唆された。 2019年度の成果を2020年開催予定のEECERA(ヨーロッパ幼児教育学会)において発表する予定であったが、新型コロナ感染予防のため中止となり、翌年の2021年にオンラインで開催されたEECERAにおいて口頭発表を行った。 2022年度は、報告書の作成に向けて保育者のコミュニケーション・スキルに関する文献研究を行った。
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