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2022 年度 実績報告書

地域教育・保育支援プラットフォームの構築過程の研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K01912
研究機関國學院大學

研究代表者

夏秋 英房  國學院大學, 人間開発学部, 教授 (30237573)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
キーワード教育・保育支援プラットフォーム / 子どもの成育環境形成 / 支援ネットワークの形成 / 障害者の地域生活支援 / 園・学校と地域・行政の連携 / 子どもの生活体験と運動能力などの向上 / 地域の文化の継承と創造
研究実績の概要

本研究は教育・保育支援プラットフォームの構築過程を検証する実践的・基礎的研究を、学校と地域の連携システム構築過程と地域文化の継承・創造過程に注目して進めている。2022年度はcovid-19の感染予防のため、研究対象の活動が休止・停滞するなか、下記の団体、園、学校を中心に研究を行った。いずれも科研費を使わずに実施したため2022年度の支出はない。
(1) 埼玉県三郷市では、精神障害者の社会資源開発を支援し、グループホームから地域生活への移行支援および自立生活援助事業を行っているNPO法人に役員として参与し、観察を行った。また同市内の認知症家族の会の企画に参与し、家族間の連携促進を支援した。
(2) 川崎市では、市立土橋小学校の学校運営協議会と地域学校協働活動組織の両方において参与観察を行った。地域や保護者が参画した活動が休止するなかで、「土橋フェスタ」が11月に教育課程外として実行委員会形式で行われ、児童と保護者が任意に体験活動に参加する様子を記録した。また子ども、教員、保護者、地域住民による学校評価をめぐるワークショップに参与し、学校評価を実施した。
(3) 地域文化の継承と創造については、土橋小学校区では授業が実施されなかった。しかし川崎市立金程小学校での、富山県五箇山筑子保存会による体験交流授業を観察し、その実施の経緯や現状について教員や保存会の方に聞き取りを行った。また、スポーツ文化を地域に根づかせ子どもを育成する愛知県半田市の総合型地域スポーツクラブによる、学校部活動の地域移管プログラムの研究開発事業に参加した。
(4) 長野県佐久穂町の民間の認定こども園は近隣住民と連携しながら自然環境を活かした自由保育を展開しているが、関係者は首都圏からの移住者が多い。地域の現状や町づくりの施策について、佐久穂町役場や小海町の住民に聞き取りを行うとともに保育の観察記録調査を実施した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Go/no-go課題から観る好ましい発育発達の条件―自然環境の豊かさを念頭において―2023

    • 著者名/発表者名
      原英喜、倉田クラン、岡本武志、板谷厚、鹿野晶子、野井真吾、夏秋英房
    • 雑誌名

      國學院大學 人間開発学研究

      巻: 14 ページ: 87 102

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] Go/no-go課題から観る好ましい発育発達の条件2022

    • 著者名/発表者名
      原英喜、倉田クラン、岡本武志、板谷厚、鹿野晶子、野井真吾、夏秋英房
    • 学会等名
      日本体力医学会

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公開日: 2023-12-25  

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