研究課題/領域番号 |
17K01926
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研究機関 | 関西福祉科学大学 |
研究代表者 |
畠中 宗一 関西福祉科学大学, 社会福祉学部, 教授 (10141855)
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研究分担者 |
木村 直子 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (80448349)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 関係性に気づく / 関係性を生きる / プログラム開発 / 共に生きるための人間関係 |
研究実績の概要 |
共同研究者の木村は、「中学生の「関係性を生きる力」を回復するプログラム開発」のため、徳島県教育委員会の協力を得て、県内(西部・南部・中部)における小学校・中学校・高校を対象とした2000名を超える調査研究を実施し分析をすすめた。この研究結果を踏まえたプログラム集「家庭教育推進プログラム 中高生・次世代版とくしま親なびワークショップ」が県教育委員会から発行した(2020年3月)。2021年には新型コロナウィルス感染症の流行の中、調査協力を頂けた徳島県立高校4校(計121名)及び鳴門市内のフリースクール(中高生7名)の各校において、開発したプログラムを実施し、その概要を鳴門教育大学紀要論文にまとめた。2020年度は128名に実施した。なお高校での実施風景は徳島新聞での掲載やNHK徳島で放送された。なおプログラム実施後に128名に対する事後アンケートを行っており、今後のプログラムの効果測定のあり方について検討した。畠中は、研究全体の背景を、多様な文脈の中で再考し、まとめのための枠組みに着手した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ禍のなかで共同研究者の木村が担当する調査が予定通り進まなかったことが大きな要因である。
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今後の研究の推進方策 |
コロナ禍は、依然として終息の兆は見えないが、1年間の研究期間の延長中で当初の目的を完了したい。
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次年度使用額が生じた理由 |
共同研究者の体調が十全でなく、加えて調査が、コロナ禍で予定通り進行できなかったことが大きな要因である。1年間の研究期間の延長で、計画通りの予算執行を行う予定である。
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