• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 研究成果報告書

遺伝性発癌高リスク群の子ども期放射線被ばくによる発癌リスク評価とその機構解明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 17K01938
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 子ども学(子ども環境学)
研究機関国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構

研究代表者

森岡 孝満  国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学総合研究所 放射線影響研究部, 研究統括(定常) (70253961)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードMlh1 / 放射線 / 大腸癌 / 子ども
研究成果の概要

子どもは、大人に比べて放射線感受性が高く発癌リスクも高い。近年、医療分野での放射線利用(X線検査、CT検査、放射線治療)の増加に伴い子どもの医療被ばくが増加傾向にある。
遺伝性非ポリポーシス大腸癌患者は、健常者より癌の発症リスクが高い。しかしながら、遺伝性発癌高リスク群の子どもが被ばくした場合の発癌リスクに関する知見は少ない。我々は、遺伝性大腸癌高リスク群のモデルマウスを用いて子ども期の被ばくによる発癌リスクを検証した。
その結果、子ども期に被ばくしても大腸癌のリスクは増加しなかった。しかし、被ばく後に腸炎などの炎症性腸疾患を惹起した場合にリスクが増加する可能性が示唆された。

自由記述の分野

実験病理

研究成果の学術的意義や社会的意義

遺伝的に発癌リスクの高い集団の子どもが放射線被ばくした際の癌リスクについて、モデルマウスを用いて初めて明らかにしたことは、学術的に意義のあるものと考えられる。
今後、遺伝的に発癌リスクの高い子どもに対する放射線を利用した診断、治療を行う際に2次癌のリスク推定や生活習慣の改善を含む予防体制の確立、啓蒙活動へ繋がる成果である点で社会的に意義のあるものと言える。

URL: 

公開日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi