研究実績の概要 |
当該年度は、コロナ禍真っ只中で始まった。当初はフィールドワークには年度末にはいつ行けるかどうか、という希望もあったが、夏には年度内には難しいことが明確となった。そこで、フィールドワークに行くとなかなか時間を割くことができなかったフィールドワークにともなう安全対策、ハラスメントについての研究会を発足し活動を始めた。また予定していた国際シンポジウムをオンラインに切り替え開催した。タイトルはILCAA International Zoom Symposium: How Are Young People in Africa Thinking and Living? : Education, Unemployment, Aesthetics, Politics, and Singlenessである。開催プログラム詳細は次のウェブサイトに掲載されている(https://www.aajoint.live-on.net/en/2020/11/youthsympo/)。より多く国内外の参加者にもきていただき、本研究課題の大きなテーマである「ハウスガール/ハウスメイド」についての研究発表を行い、アフリカや欧州の研究者より、有意義なコメントをいただくことができた。ウガンダ・マケレレ大学に協力いただき博士課程の学生にも参加があり、年度末に成果を刊行する際に査読を行い、認められアフリカの若手研究者支援にもなった('Youth in Struggles: Unemployment, Politics,and Cultures in Contemporary Africa',edited by Wakana SHIINO and Ian KARUSIGARIRA.Tokyo: Research Institute for Languages and Cultures of Asia and Africa(ILCAA),Tokyo University of Foreign Studies(TUFS))。また、アフリカのジェンダー・セクシュアリティと結婚、シングルマザーに関する英語の本の序論と論文を執筆した。2021年度には発刊のはこびとなっている。
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