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2019 年度 実施状況報告書

紀要を見直す―被引用分析を通じた紀要の重要性の実証と紀要発展のための具体的提言

研究課題

研究課題/領域番号 17K02015
研究機関京都大学

研究代表者

設樂 成実  京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 助教 (00727943)

研究分担者 北村 由美  京都大学, 附属図書館, 准教授 (70335214)
亀田 尭宙  国立歴史民俗博物館, 研究部情報資料研究系, 特任助教 (10751993)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード引用文献 / 学術雑誌 / 紀要
研究実績の概要

2018年度に作成した学術雑誌7タイトルの引用文献データに関し、正確性を期すため再度確認を行った。そのうえで、雑誌索引目録から発行者などの情報を各引用文献に付与した。こうしてできたデータをもとに、発行元(学会、大学や研究機関、その他)により引用件数が異なるかどうかについての分析を行ったところ、学会VS大学や研究機関での大きな差はみられなかった。今後、年代や分野、雑誌の性質も考慮した分析をする必要がある。また、引用件数の多い雑誌のうち、大学や研究機関の刊行する国内外の雑誌を対象に、刊行をめぐる現状や課題、独自の取り組みなどについて聞き取りやアンケートによる調査を行いたいと考え、調査雑誌の絞り込みを行った。また、先行文献をもとに調査項目の検討も行い、2020年度の実施の下準備を行った。
残る3誌について引用データの作成に取り組んでいるが、雑誌が電子化されているが文字データとなっていない巻号が多い(『東南アジア研究』)、データが非常に多い(Journal of Southeast Asian Studies, Journal of Asian Studies)といった理由から進んでいない。
また紀要編集者に向むけたセミナー「オープンアクセスジャーナルパブリッシングのための3時間セミナー」を企画した。2020年3月3日の開催予定であったため新型コロナ問題のため延期となったが、2020年度内の実施に向けた準備が整っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2019年度は、3月に紀要編集者への聞き取り調査および紀要編集者等を対象にしたセミナー(共催)を行う予定であったが、新型コロナ問題の影響により実施ができなかったため。

今後の研究の推進方策

2020年度は、これまで作成した東南アジア研究に関する学術誌7誌の引用状況の分析結果をまとめ、また分析結果より引用数の多い紀要への聞き取り調査やアンケート調査をもとに紀要の発展に向けた提言をまとめる予定である。

次年度使用額が生じた理由

3月に予定していた出張およびセミナーの実施ができなかったため、繰越額が生じた。いずれも2020年度に実施したいと考えているが、実施形態については新型コロナ問題を巡る状況をみて再検討する予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2019

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件)

  • [雑誌論文] 紀要の電子ジャーナル出版における連携を目指して‐紀要編集者ネットワークの挑戦と課題2019

    • 著者名/発表者名
      設樂成実;天野絵里子;神谷俊郎
    • 雑誌名

      情報の科学と技術

      巻: 69 ページ: 510-515

  • [学会発表] Scholarly Publishing in Japan: Current Status and Issues Based on a Quantitative Citation Analysis of Southeast Asia: History and Culture2019

    • 著者名/発表者名
      Shitara Narumi
    • 学会等名
      SEASIA2019
    • 国際学会
  • [学会発表] Scholarly Publishing from Japan2019

    • 著者名/発表者名
      Shitara Narumi
    • 学会等名
      SEASIA2019
    • 国際学会

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公開日: 2021-01-27  

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