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2019 年度 実績報告書

カリブ海旧イギリス領諸国における植民地時代の事物の現存と歴史的記憶

研究課題

研究課題/領域番号 17K02026
研究機関京都府立大学

研究代表者

川分 圭子  京都府立大学, 文学部, 教授 (20259419)

研究分担者 山口 美知代  京都府立大学, 文学部, 教授 (50259420)
井野瀬 久美惠  甲南大学, 文学部, 教授 (70203271)
竹下 幸男  畿央大学, 教育学部, 准教授 (10382011)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード西洋史 / イギリス近代史 / イギリス現代史 / 経済史 / 砂糖貿易 / カリブ諸島 / アメリカ近現代史
研究実績の概要

本科研の観点と成果を学界で共有するために、2019年5月19日に日本西洋史学会第69回大会(開催:静岡大学)で、小シンポジウム「旧イギリス領西インド諸島における歴史的事物の現存状況とプランテーション時代の記憶」を主催し、研究代表者、分担者3名、協力者1名により、報告4本とコメントを提供し、議論を行った。8月28日には、研究代表者および分担者の山口美知代、竹下幸男、協力者の堀内真由美の4名でジャマイカ大使館に赴き、大使との学術交流を行い、ジャマイカ在外研究についてのアドヴァイス、知人の紹介を得た。9月15日~21日のジャマイカにおける海外実地調査(川分圭子、山口美知代、堀内真由美の参加)においては、砂糖プランテーション3か所、コーヒー・プランテーション1か所を訪問調査した。2020年2月13日には、京都府立大学文学部歴史学科が開催するフィールド調査報告会で、「ジャマイカの砂糖プランテーション跡地」という報告を行い、この内容をフィールド調査集報(2020年3月出版)に執筆した。また、2020年3月には、本科研の成果をまとめた『科学研究費研究成果報告書』(全137頁)を、研究代表者、分担者3名、協力者1名の執筆により、発行した。以上で、本科研が目指していた「歴史的事物の現存状況」と、それを通しての「プランテーション時代の記憶」についての調査とその成果の学会への公表と文章化は、ほぼ終了したと考えている。ただ、成果の学術雑誌への寄稿は不十分であるので、今後は前記の『科研研究成果報告書』に著した論文を加筆修正して、学術的な機会に公開していく。また、本科研の成果を一般向けの書籍として数年以内に出版するため、出版社との交渉を開始し、企画についての内諾をえた。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] (旧)英領西インドにおけるプランテーション遺構2019

    • 著者名/発表者名
      川分圭子
    • 学会等名
      日本西洋史学会
  • [学会発表] イギリス社会における「良い移民」の系譜―メアリ・シーコールと現代の移民2019

    • 著者名/発表者名
      竹下幸男
    • 学会等名
      日本西洋史学会
  • [学会発表] カリブ英語の研究史的位置づけ―クレオール語と世界諸英語モデル2019

    • 著者名/発表者名
      山口美知代
    • 学会等名
      日本西洋史学会
  • [学会発表] 「未完の脱植民地化」再考――全体討論に向けて2019

    • 著者名/発表者名
      井野瀬久美恵
    • 学会等名
      日本西洋史学会

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公開日: 2021-01-27  

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