研究課題/領域番号 |
17K02058
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 立命館アジア太平洋大学 |
研究代表者 |
吉川 卓郎 立命館アジア太平洋大学, アジア太平洋学部, 教授 (30399216)
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研究分担者 |
佐藤 麻理絵 立命館大学, 法学部, 授業担当講師 (80794544)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 政治学 / 地域研究 / 中東 / イスラーム / 比較政治学 / 国際関係論 / 安全保障 / 難民問題 |
研究成果の概要 |
ヨルダン・ハシミテ王国は「アラブの春」以降の地域変動を乗り越えた数少ないアラブ国家のひとつである。本研究はヨルダンを対象に、同国の国家・社会構造と関連する国内外アクターの相関関係を主に政治学の立場から明らかにし、その国家体制維持の構造の全容解明を試みた。さらに、これらの作業を通じ、ヨルダンの総合的な研究基盤を構築し、アラブ王制研究全体への還元を目指した。主な論点は、体制の形成・維持の歴史的過程の整理、国家-社会運動関係の分析、国際関係の分析、等である。具体的な研究成果としては、国内外の学会やシンポジウムでの研究報告、国内外の学術ジャーナル等での論文発表、そして図書(単著)の刊行が挙げられる。
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自由記述の分野 |
政治学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「アラブの春」を経てアラブ諸国の多くが脆弱化する中、ヨルダンは地域における数少ない安定した政治主体のひとつとなっている。しかし、その安定と持続性のメカニズムを裏付ける研究蓄積が少ないため、学術的な成果を中東研究全体に還元できていなかった。こうしたヨルダンの現状と将来を見極めるために、本研究では、1国研究を超えた、中東諸国さらには域外諸国との関係をも含めた広い視座に基づく、総合的なヨルダン研究の構築を目指した。
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