研究課題/領域番号 |
17K02074
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
井關 敦子 岐阜大学, 医学部, 教授 (10363201)
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研究分担者 |
中塚 幹也 岡山大学, 保健学域, 教授 (40273990)
山口 琴美 名古屋市立大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (40432314) [辞退]
丸尾 亜喜代 (三尾亜喜代) 岐阜大学, 医学部, 准教授 (30632848)
山田 奈央 岐阜大学, 医学部, 助教 (90549776)
大橋 一友 大手前大学, 国際看護学部, 教授 (30203897)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 化粧 / スキンケア / QOL / 気分 / 唾液アミラーゼ |
研究実績の概要 |
【データ収集】 トランス女性8名にスキンケアと化粧に関する実践の講習会を開催した。2023年11月に5名、2024年1月に3名の参加があった。講師はトランス女性の化粧も業務とする者に依頼した。普段のメイクアップとスキンケアの状況、講習会で得た有用な情報、活用状況について、質問紙調査を3回(講習前、講習当日、講習後実施した。唾液アミラーゼ、気分(2次元気分尺度)を講習の前後で調査した。講習前1-2週にQOLを確認した。 【データの分析結果】 質問紙の記述内容より、トランス女性へのスキンケアや化粧に経験豊富な講師が、個々の参加者の特徴に応じた化粧法を個別に十分な時間をかけて指導や助言することは好評であった。数量的データは分析中である。 【その他】コロナ禍のため、対面での化粧講習会が3年間、開催できなかった。オンラインでの開催も可能であるが、少人数での対面での講習会は、普段はできないスキンケアや化粧について講師に直接に質問できる。また、トランス女性当事者の交流や情報交換の機会にもなる。よって、少人数を対象とした、専門家による化粧講習会の需要は高いと考えられる。
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