本研究の目的は、南アジアにおける障害女性の教育とジェンダーについて総合的に明らかにすることである。 第1に、インド各地の当該分野の研究者と面談し情報収集を行い、最終年度にそのうち2人の研究者を招へいし熊本と東京でシンポジウムを開催した。加えて翻訳書「インドの女性と障害」を発刊した。第2に、スリランカにおいて実態把握を行うとともに、インド・スリランカ両国で障害のある女子大学生を対象とした比較調査研究を行った。本研究の成果は4本の紀要論文で公開した。 本研究は、南アジアを舞台に、障害女性の教育をジェンダーの観点から分析するという新しい領域を開拓した点にすぐれた価値がある。
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