研究課題/領域番号 |
17K02085
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研究機関 | 大妻女子大学 |
研究代表者 |
石川 照子 大妻女子大学, 比較文化学部, 教授 (50316907)
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研究分担者 |
山崎 眞紀子 日本大学, スポーツ科学部, 教授 (00364208)
須藤 瑞代 京都産業大学, 国際関係学部, 准教授 (70844687)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 月曜クラブ / 一土会 / 竹中繁 / 日中関係 / 朝日新聞 / 市川房枝 / 日中女性関係史 / ジェンダー |
研究実績の概要 |
*最終年度の研究とその成果・・・1.関連史料の所蔵に関する調査及び収集・・・研究代表者(国立民族学博物館、大阪歴史博物館、神戸文学館、国立女性教育会館、同志社大学等)と分担者(上海図書館、婦選会館、日本女子大学図書館等)それぞれが史料調査を行った。 2.研究会の開催・・・2019年4月28日、8月29~30日、11月10日、2月10~11日に、それぞれ例会を開催した。具体的には月曜クラブと一土会の史料に関する購読、検討を行った。さらに、研究の成果の発表(ジェンダー史学会年次大会)の検討と準備、研究期間全体の成果とその取り纏めに関して相談、検討を行った。 3.本の購入・・・『婦人雑誌』がつくる大正・昭和の女性像 第4回配本(全6巻)、第5回配本(全5巻)、第6回配本(全4巻)(ゆまに書房)を、関連参考資料として購入した。 4.研究成果の発表・・・2019年12月8日、ジェンダー史学会第16回年次大会(於専修大学)の自由論題部会において、パネル報告「日中開戦前の女性たちによる平和運動の模索ーー月曜クラブと一土会を中心に」(報告者:石川照子、山﨑眞紀子、須藤瑞代、姚毅)を行った。 *研究期間全体を通じての研究成果・・・ジェンダー史学会大会での報告は、研究期間全体の成果の総まとめと位置づけられる。報告の目的は、「日中戦争前の時期、すなわち1920年代末から1930年代において、日本の女性知識人たちの議論と交流の場であった「月曜クラブ」と「一土会」という、関連する二つの女性グループの活動を明らかにし、そこで模索されていた日中間の平和を希求する活動について考察すること」であった。報告に対しては多くの質問・コメントが寄せられ、幸い好評を得て、今後の論文集刊行の為の重要な土台の構築ができた。
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