研究課題/領域番号 |
17K02094
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ジェンダー
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
秋林 こずえ 同志社大学, グローバル・スタディーズ研究科, 教授 (90377010)
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研究分担者 |
文 京洙 立命館大学, 国際関係学部, 教授 (70230026)
宮城 晴美 琉球大学, グローバル教育支援機構, 非常勤講師 (80618786)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 長期駐留軍 / 性暴力 / エンパワーメント / 軍事主義 / 脱軍事化 / フェミニズム / 植民地主義 / レイシズム |
研究成果の概要 |
本研究では、「紛争と性暴力」に関する政策が現代の「紛争下での性暴力」に限定されることの問題点をポスト・コロニアリズムの視点の欠如と、ミソジニーとレイシズムの再強化と指摘した。さらに「紛争と性暴力」を構造的に理解するための「駐留軍と性暴力」という視座について、主に沖縄、韓国、フィリピンでの米軍駐留と性暴力・制度化された性売買にの実証研究を行った。 また韓国とフィリピンでの米軍駐留地域で性売買に従事していた女性たちが国家損害賠償請求訴訟や半人身売買政策提言活動を通じて軍事的安全保障をインターセクショナルな視点から分析して変革を目指す活動を平和構築におけるエンパワーメントと捉えた。
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自由記述の分野 |
ジェンダー研究、平和研究
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、ジェンダーの視点からの国際平和安全保障研究や平和研究において、長期駐留軍と性暴力という視座を提示するものである。それは、平和安全保障をジェンダー、ポストコロニアリズム、レイシズム、経済格差などの複数の視点から重層的かつ批判的に検討することを可能にするという学術的な意義を持つ。 また、そのような批判的検討は、国際社会が取り組む女性・平和・安全保障政策がより包括的で実効性を高めるための政策提言に活用することができるという社会的意義を持つ。
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