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2019 年度 実施状況報告書

移住促進政策と「移住の失敗」の実態調査

研究課題

研究課題/領域番号 17K02118
研究機関高知県立大学

研究代表者

宇都宮 千穂  高知県立大学, 文化学部, 准教授 (10512098)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード移住 / 高知県 / 田園回帰 / 移住者受け入れ団体 / 移住者 / 人口移動 / 移住促進政策
研究実績の概要

最終年度にあたる今年度の研究成果は、調査および発表において、それぞれ以下の通りある。
①調査
データおよび文書資料の調査は、基本的な人口データの確認(国勢調査・住民基本台帳)、総務省における調査報告書のほか「田園回帰に関する調査研究会」議事録を確認、研究対象である高知県の財政資料等を確認した。聞き取り調査は、高知県庁(産業振興推進部移住促進課)、高知市役所(移住促進)、はたもじゃもじゃ交流会(民間移住者受け入れ団体)で行った。数値データからは、近年の移住者動向が地方自治体の政策の影響を受けていることが明らかとなり、聞き取り調査からは、現場の受け入れ団体および移住者当事者の状況が明らかとなった。詳細については、個人情報に関わるものも含むため、ここでは記載しない。
②発表
2年間の調査・研究をまとめ、研究発表を行った。発表は、「地域経済研究会」(6月)、「日本地域経済学会』(12月)、中四国合同研究発表会(12月)の3回である。6月の研究会においては、全国における人口移動について検討が行われた他、東日本大震災前後から移住者を受け入れて成功させている地域をどう評価するのかについて意見交換があった。12月の学会発表においては、日本各地で課題となっている移住者受け入れについて議論があった。
以上の研究成果をもとに、最終的なまとめを行う予定であったが、体調不良により研究の継続が難しくなったため、一旦研究を中断した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

当初は、昨年度末までに研究成果をまとめる予定であった。しかし、昨年度は体調不良が続き、12月末には入院治療を余儀なくされた。また、退院後の回復も遅く、結果として研究期間を延長せざるを得なくなった。

今後の研究の推進方策

今後の研究について、2つの方向で推進していく予定である。
①研究の発表 昨年度の学会報告および研究会報告の内容をまとめ、学会誌または学内紀要での論文発表を行う。
②調査資料の収集と整理 研究期間が延長されていることから、今年度も調査を継続する。人口データの確認のほか、初年度に行っていた政府系・民間系の移住促進団体への聞き取りを行い、地方および全国における移住促進政策について、初年度との比較を試みる。これらをふまえて、科学研究費助成期間内に収集したインタビュー資料の整理を行い、移住促進政策の地方における成果と課題についてまとめる。

次年度使用額が生じた理由

昨年末からの体調不良により研究が一時中断され、当初予定していた使用額が使用できなかった。次年度(2020年度)へ研究期間延長となったため、次年度使用額が生じた。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2019 その他

すべて 学会発表 (3件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 移住を繰り返す移住者の生活に関する実態調査2019

    • 著者名/発表者名
      宇都宮千穂
    • 学会等名
      地域経済研究会
  • [学会発表] 地方移住政策の地域における影響2019

    • 著者名/発表者名
      宇都宮千穂
    • 学会等名
      日本地域経済学会
  • [学会発表] 移住者受け入れ団体の成果と課題2019

    • 著者名/発表者名
      宇都宮千穂ほか
    • 学会等名
      中四国大学合同研究会
  • [図書] 大学的高知ガイド2019

    • 著者名/発表者名
      高知県立大学文化学部
    • 総ページ数
      384
    • 出版者
      昭和堂
    • ISBN
      9784812218174
  • [備考] 研究者情報

    • URL

      https://www.u-kochi.ac.jp/site/research/kenkyumember.html

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公開日: 2021-01-27  

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