本研究の成果は、(1)地方移住をめぐる論点の整理、(2)全国レベルの移住動向の分析、(3)高知県の移住政策、(4)高知県における移住者の現状、以上4つの点である。(1)では、移住行動の変遷について明らかにし、近年では「田園回帰」を志向する人々の存在を確認した。(2)では「田園回帰」の数値データを確認したうえで、国勢調査を用いて東京圏への転入および転入超過率をみた。(3)では、高知県における地方創生と移住者数の関係を明らかにした。(4)では移住者への調査から地方創生が移住者のタイプに与えた影響を明らかにした。
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