研究課題/領域番号 |
17K02120
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研究機関 | 北海商科大学 |
研究代表者 |
橋元 理恵 北海商科大学, 商学部, 教授 (50434791)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 北海道スイーツ / 地域優位性 / ブランド化 |
研究実績の概要 |
本研究では、お土産品としてのスイーツの商品特性に着目し、その優位性と競争基盤を解明することを目的としている。さらに北海道スイーツの優位性を維持、拡大するための戦略の方向性にすることを明らかにしたい。 今年度は、北海道スイーツについて地域優位性およびブランド化の視点で分析を行った。分析にあたっては、地域優位性の指標として地域外需要、ブランド化の指標として付加価値を率を設定した。北海道スイーツについては、特定の品目で地域優位性とブランド化は一定の水準にあることが示された。さらに品目別に全国出荷金額1位の地域(都府県)と比較すると、北海道スイーツは地域優位性、ブランド化において出荷金額1位の地域より劣っていることが明らかになった。地域優位性が劣っている原因として、北海道スイーツはこれまで北海道内を中心に販売を展開していたことが考えられる。しかい、インターネット通販の発展をうまく活用することにより地域優位性は改善する可能性はある。ブランド化が劣っている理由として、これまで京都(和菓子)、兵庫(洋菓子)ほど高度で厳しい顧客の要求がなかったことによるブランド化への意欲が希薄であったこと、また北海道産の質の良い豊富な原材料によるものづくりがなされてきたため付加価値を高める努力にそれほど重点を置かなかったことが考えられる。 次年度は、これまでの研究成果をもとにフィールド調査、インタビュー調査を中心に実施し、本研究をまとめる予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究者は2019年2月に骨折し、そのリハビリ中に転倒し現在もリハビリ治療中である。 また2019年6月から学内で務めている委員の業務で多忙になりその業務のために多くの時間を要し現在も継続中である。さらに2020年1月に母が脳梗塞で倒れ毎週帰省することになった。これらによって当初の計画に大幅な遅れが生じた。
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今後の研究の推進方策 |
北海道スイーツ企業のフィールドワーク、ヒアリング調査を下記の視点で実施する。 ・売上高上位企業を中心に出店戦略、インターネット通販についての調査 ・北海道スイーツ販売者(百貨店バイヤー、土産物店等)への調査 ・北海道スイーツ業界団体へのヒアリング調査 ヒアリング調査が新型コロナウイルスの影響で困難であれば、質問票調査に切り替える。
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次年度使用額が生じた理由 |
2019年度はフィールド調査、ヒアリング調査を実施する予定であったが、研究者の怪我、学内業務の多忙、親族の病気のため計画通りに研究が進まなかった。 次年度は、これまでの研究の遅れを取り戻しフィールドワークおよびヒアリング調査を実施して研究費を使用する。
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