研究課題/領域番号 |
17K02129
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
星野 祐子 東海大学, 情報通信学部, 講師 (80435271)
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研究分担者 |
山田 光穗 東海大学, 情報通信学部, 教授 (60366086)
石井 英里子 鹿児島県立短期大学, 文学科 英語英文学専攻, 准教授 (80580878)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | SNS / Twitter / Webページ / 注視点 |
研究実績の概要 |
引き続き、テキストベースのSNS収集データから日本人と外国人で興味を持つ観光関連スポットやイベントに関する情報抽出、おすすめ情報の提示に関するシステム開発、検証を行った。日本人と外国人で共通に興味をもつイベントで開催日時や場所など諸条件が近いもの、Webで発信している情報が似通ったものであっても、Webページのインターフェースの違いによって閲覧状況やSNSへの拡散のされ方に違いがあることがわかった。 加えて、画像ベースのSNSであるFrikcrに投稿されたデータも併せて収集し、深層学習を用いた分析を行い、観光情報のWebページ等では未紹介であるが、SNSでの投稿が増加している、これから話題になりつつあるスポット等を抽出するシステムの作成と検証も行った。前年度の検証でも新スポットの抽出を行ったが、今回の検証ではより詳細なラベル付けを行い、抽出結果の比較を行った。
以上の研究成果について2020年度は12月に複数件の国内外会議発表、論文誌への掲載がされている。また、国際会議にて観光情報抽出システムに関する発表を2件予定していたが、コロナ感染症拡大のため1件はオンライン対応となり、1件は2021年5月にオンラインにて発表予定となっている。
加えて、システムインタフェースの改良として、画面注視点検出を用いたWebページ閲覧データの抽出により、ユーザが手動の操作をせずともWeb検索により関連情報を提示するシステムの開発を行い、これについても2021年5月に発表予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
国際会議での発表、論文誌への投稿をもって本研修課題は終了する予定であったが、コロナ感染症拡大のため、渡航禁止、国際会議の中止・延期などが相次ぎ、スケジュールの遅延が発生している。2021年度の発表をもって終了予定である。
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今後の研究の推進方策 |
現在、5月の国際会議での発表、秋に開催予定の国際会議への投稿準備を行っており、本研究課題を修了する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ感染症拡大のため学会の中止やオンラインへの変更等があり、参加登録費、出張旅費、英文校閲などの支出ができなかったため、大きな差額が発生している。 残金については、今後の国際会議への参加登録費、英文校閲へ使用し、残りは消耗品費とする予定である。
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