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2018 年度 実施状況報告書

沖縄・宮古島におけるマリンツーリズムに関する観光社会学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K02151
研究機関沖縄大学

研究代表者

圓田 浩二  沖縄大学, 法経学部, 教授 (10369209)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード沖縄研究 / 地域研究 / 宮古島 / 国際観光 / クルーズ船 / 地域社会 / マリンツーリズム / ビーチリゾート
研究実績の概要

2018年度は2年目ということもあり、フィールド調査に力を入れた。研究費のほとんどを、調査旅費に充てた。メインフィールドの宮古島を始め、国内では京都府宮津市(天橋立)、熊本県(温泉とマリンレジャー)、海外では台湾の澎湖諸島、タイのサムイ島といったビーチリゾートを訪れ、比較調査を実施した。特にタイのサムイ島は、宮古島が国際観光地化に向けて大きく舵を切っている中で、モデルとされた離島のビーチリゾートである。
タイのサムイ島は開発されたビーチリゾートで、将来宮古島もそうなるのではないかと考えさせられた。プライベートビーチをもったリゾートホテル群と、多様なオプショナルツアーが印象に残った。宮古島はマリンリゾートしてはアジアの中でも格段と素晴らしいが、滞在中の観光客が時間を費やすようなオプショナルツアーが弱いと感じた。
研究実績としては、2点の論文がある。論文「沖縄県宮古島におけるクルーズ船観光の現状と地域社会の変容」(『沖縄大学法経学紀要』第28号 2018年)では、宮古島の観光化による観光客増の問題を地域社会の視点から、フィールドワークに基づいて得られたデータから、分析を行った。また、論文「国際観光地「宮古島」のための二つの挑戦-下地島空港国際線旅客ターミナル整備事業と平良港国際クルーズ船拠点整備事業-」『沖縄大学法経学部紀要』第30号 2019年 3月)では、国際線LCC空港とクルーズ船埠頭・ターミナルの整備事業について、関係者に話を聞き、宮古島の目指す国際観光化について調査と分析を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究活動は順調に進んでおり、研究費もまた順調に消化できており、論文2点も刊行できている。

今後の研究の推進方策

今後は研究計画書に従って、研究を進めていく予定である。また、宮古島の国際観光地化に向けて2020年4月に平良港のクルーズ船国際旅客ターミナルが稼働する予定なので、研究期間の1年の延長を予定している。

次年度使用額が生じた理由

ほぼ計画通りである。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019 2018

すべて 雑誌論文 (2件) (うちオープンアクセス 2件)

  • [雑誌論文] 国際観光地「宮古島」のための二つの挑戦-下地島空港国際線旅客ターミナル整備事業と平良港国際クルーズ船拠点整備事業-2019

    • 著者名/発表者名
      圓田浩二
    • 雑誌名

      沖縄大学法経学部紀要

      巻: 30 ページ: 1-12

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 沖縄県宮古島におけるクルーズ船観光の現状と地域社会の変容2018

    • 著者名/発表者名
      圓田浩二
    • 雑誌名

      沖縄大学法経学部紀要

      巻: 28 ページ: 28-44

    • オープンアクセス

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公開日: 2019-12-27  

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