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2022 年度 研究成果報告書

カント哲学の情動性ーー『判断力批判』からの究明

研究課題

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研究課題/領域番号 17K02177
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 哲学・倫理学
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

竹山 重光  和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (60254520)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
キーワード情動 / カント哲学 / 『判断力批判』 / 個物経験
研究成果の概要

いま現在でも統一的な見解を欠き、その主眼点についてすら論争の対象ともなるカントの『判断力批判』は、人間の具体的個別的な自然事物についての認知の成立とその構造を解明するのである。しかも、その成立と構造には情動(感情)が深く連関している。『判断力批判』は、人間的な認知もしくは知の成立の基盤もしくは前提そのものの、情動的体験を取り扱っているのである。

自由記述の分野

哲学原論・各論

研究成果の学術的意義や社会的意義

カント哲学について情動(感情)を語ることは、一見したところ奇異に感じられるかもしれない。しかし、『判断力批判』のテクストを直接つぶさに読むならば、そして情動という人間的能力を現代の研究動向をも参照して捉え直すならば、カント哲学の情動性は明らかであり、人間の経験的現実において情動がもつ重要性も明らかになってくる。こうした解明を通じて、より十分な人間理解への道筋も拓かれるであろう。

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公開日: 2024-01-30  

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