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2017 年度 実施状況報告書

学術的誠実性に関する応用倫理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K02201
研究機関独立行政法人大学改革支援・学位授与機構

研究代表者

土屋 俊  独立行政法人大学改革支援・学位授与機構, 研究開発部, 教授 (50155404)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード成績評価の誠実性 / 研究倫理 / ディグリーミル / アクレディテーションミル / in loco parentis / カンニング / 門限
研究実績の概要

本研究は、主として高等教育機関において行われている教育研究活動における誠実性の問題を扱うが、教育については、(1)教育課程の実施の領域、(2)学生のいわゆる厚生補導に係る領域、(3)教育課程の編成・実施の方針に係る領域、(4)教育機関の運営の領域について検討することとした。また、研究については、(5)研究の実施に係る領域、(6)研究計画の策定に係る領域、(7)研究機関としての運営に係る領域について検討することとした。(1)及び(2)については、大学の学内における規定、とくに、国内外の試験の実施と受験に関する規定を収集しつつある(海外のものについては、一部翻訳を行った)。また、従来学内における原則となっていたIn loco parentis原則の現在における解釈と適用について検討した。(3)に関しては、この領域に係る問題を整理して、具体的検討は2年度目に行うこととした。(4)については、いわゆるディグリーミル、アクレディテーションミルに関する情報収集を行うとともに、日本の状況について、法令上の対応状況を整理した。(5)については、準備段階である程度の達成を見ているので、本研究終了時にその内容を反映させることとしている。(6)については、研究計画の内容が、産業及び国家安全保証ないし軍事の側面からの要請によって影響を受けている事例に関する検討を行うとともに、米国における事情を分析した文献を収集して、対照的研究を行った。(7)についても、(6)に関してと同様の検討を行った。これらの成果は、公表された著作物としてはまだ発表されていない。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

計画においては、海外調査を予定していたが、実際には、所属先業務によって行われた海外調査に参加した際に、関係者からの意見の聴取を行うことができたために実施しなかった。この点では計画は実施されていないが、情報収集としては十分な活動となり、かつ、その他の計画は順調であるので、おおむね順調な進展としている。

今後の研究の推進方策

当初計画通りし実施する。ただし、計画段階に比べて国際的にも周囲の関心が高まっているように思われることから、それらの期待に答えられる形の成果公開を検討する。

次年度使用額が生じた理由

本務業務との関係で海外調査を実施することができたので旅費は不要となった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)

  • [学会発表] The Obvious Answer to the Question, Which Comes \First," Programs or Institutions?2018

    • 著者名/発表者名
      Syun Tutiya
    • 学会等名
      APQN, Academic Meeting
    • 国際学会 / 招待講演

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公開日: 2018-12-17  

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