研究課題/領域番号 |
17K02236
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
宗教学
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
関谷 直人 同志社大学, 神学部, 教授 (80288597)
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研究分担者 |
佐藤 豪 同志社大学, 心理学部, 教授 (90150557)
木谷 佳楠 同志社大学, 神学部, 助教 (70707166)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 霊的ケア / キリスト教 / 病院 / チャプレン / グランデッドセオリー / CPE |
研究成果の概要 |
多文化・多宗教社会の一つであるハワイの病院を対象とした調査によって、グローバル化の影響の下で、やがて日本が行き着くであろう多文化・多宗教共生社会にある病院施設などで必要とされる霊的なケアを構築するための土台が明らかになった。まず、それは「尊敬」(respect)であり、それは他宗教に対するそれであり、同時に全ての患者個々人に対するものであることがわかった。さらに、それらを実現するためには、医療者側のスタッフではない、霊的ケア、しかも包括的(inclusive)なケアの専門訓練を受けたハワイにおける「チャプレン」(病院付き牧師)のような存在が日本の病院にも不可欠であることが明らかとなった。
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自由記述の分野 |
キリスト教実践神学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで比較的「単一的」社会構造を維持してきた我が国においては、医療現場におけるケアも、多くの場合、「日本人」の患者を前提としてケアのシステムが構築されてきた。しかし、我が国が多文化・他宗教共生社会へとシフトする際には、我が国の病院施設におけるケア提供の現場においても、ハワイの病院で実施されているような多文化・他宗教の背景を持つ患者を対象とするケアのシステムの構築が求められるようになる。その一つの例が今回の調査対象となった欧米におけるキリスト教を主体とした「チャプレン」(病院付き牧師)の存在である。本研究はそこに、日本の病院施設が将来にわたり構築するべきケアの基礎モデルを提供するものである。
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