研究課題/領域番号 |
17K02237
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
宗教学
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研究機関 | 関西外国語大学 |
研究代表者 |
SHULTZ John・A 関西外国語大学, 外国語学部, 准教授 (90722728)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | pilgrimage / Shikoku Henro / perpetual pilgrims / time variability / religious authority / asceticism |
研究成果の概要 |
このプロジェクトは、四国遍路の終わりなき巡礼という、非常に重要でありながら軽視されてきたテーマを追究するものである。本調査の目的は、継続的な巡礼者についての豊富なデータを収集し、これらの事例研究の意味を批判的に分析し、社会システムにおける宗教的権威は、遍路の完巡回数に比例するという単純な仮説の検証であった。このエスノグラフィーは、5回にわたる四国への集中的なフィールドワークによって行われた。この研究により、オックスフォード大学出版局から書籍が出版されたほか、査読付きのジャーナル記事が5本、編集された書籍に3章が掲載された。
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自由記述の分野 |
宗教学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この研究は、現代の四国遍路のデータを用いて、世界的な巡礼研究の分野に新たなパラダイムを確立することを目的とするものである。我々は、聖なる旅の基本的な構築された意味が、それに費やされた時間という重要な変数の関数であることを示す。その際、この分野におけるいくつかの重要な理論や分析的方向性に疑問を投げかける。また、巡礼研究以外の分野でも、現代の宗教性全般について重要な示唆を与えている。
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