研究課題/領域番号 |
17K02327
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美術史
|
研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
南後 由和 明治大学, 情報コミュニケーション学部, 専任准教授 (10529712)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
|
キーワード | 建築 / 都市 / 絵画 / 模型 / 地図 / ルフェーヴル / シチュアシオニスト |
研究成果の概要 |
遊び、ノマド、迷宮、オートメーション、集団的創造などの特徴を有する「もうひとつの都市」を構想した、オランダの芸術家コンスタント・ニューウェンハイスによるプロジェクト「ニューバビロン」(1956-74)について、主に絵画のディシプリンが基盤をなし、彫刻、模型、地図などのメディア間の「翻訳」がなされる過程を明らかにする研究を進めた。さらに芸術家と鑑賞者、建築家とユーザー、作り手と使い手などの関係性を変容させるニューバビロンの射程を領域横断的に浮かび上がらせた。
|
自由記述の分野 |
都市・建築論
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来、絵画を中心とする美術史、模型を中心とする建築史の文脈に分断されてきたニューバビロンに関する先行研究に対して、本研究では、両者の文脈を架橋しながらニューバビロンの多面性を考察した。ニューバビロンの個々の作品について、美術史や建築史の観点にとどまらず、社会学や地理学などの観点からも、通史的かつ多角的に明らかにすることで、都市や建築の経験をめぐる学際的な研究の枠組みを構築することができた。
|