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2020 年度 研究成果報告書

中央アジア西部ポスト・クシャーン朝期(4~7世紀)壁画の基礎的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 17K02343
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 美術史
研究機関名古屋大学 (2020)
独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所 (2017-2019)

研究代表者

影山 悦子  名古屋大学, 人文学研究科, 特任准教授 (20453144)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワードソグド / バクトリア / エフタル / 仏教壁画
研究成果の概要

クシャーン朝にかわって、キダーラ、エフタル、西突厥が中央アジアを支配した時代(ポスト・クシャーン朝期)の美術の解明を目的とし、バクトリアとソグドの遺跡(現在のウズベキスタン・タジキスタン・アフガニスタンの一部)で出土した壁画からこの時代の資料を特定する作業を行った。研究開始当初はポスト・クシャーン朝期の壁画であると考えていたバクトリアのファヤズテパ遺跡の仏教壁画は、未発表の壁画をふくめて考察した結果、クシャーン朝期に遡る資料であると考えるに至った。そして、クシャーン朝期に確立した表現方法の一つが、その後、エフタル期まで使用され続けた可能性を実例を挙げて示すことができた。

自由記述の分野

中央アジア文化史

研究成果の学術的意義や社会的意義

中央アジアで発見される壁画は年代が不明なものが多い。クシャーン朝時代(1世紀から3世紀)の美術については、ガンダーラ仏教美術の研究の蓄積があり、その特徴が明らかになっている。本研究はクシャーン朝滅亡後の中央アジア美術の解明を目的とし、その基礎となる研究として、4世紀から7世紀に制作された壁画を特定することを試みた。本研究により、クシャーン朝期に確立された表現方法には、6世紀のエフタル支配期まで使用されたものがあることを明らかにすることができた。

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公開日: 2022-01-27  

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