研究課題
基盤研究(C)
本研究は、映画の環境音が視聴者に効果音として認識される要因は何かを考察している。研究過程において、効果音の最初の6秒が視聴者への効果を印象づけると仮定した。そこで、効果音を2つに分割して、制作過程の異なる音を組み合わせた効果音を作成した。高精細の4Kデジタル映像を用い、制作過程の異なる音を組み合わせ、同一の映像に対してこれらの効果音を差し替え、それを視聴者の印象評価によって分析する。COVID-19の影響により、最後の工程である印象評価のデータ収集とその分析は、今後実施する。
デジタルコンテンツ・マネジメント、映画学、映画製作
本研究を進めていけば、効果音の最適化要因を見出す一助になる。これは、メディア業界に役立つのみならず、効果音に関する情報と文化の継承に資するものと考えられる。