研究課題/領域番号 |
17K02394
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
芸術一般
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
堀 潤之 関西大学, 文学部, 教授 (80388412)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 映画批評 / 映画理論 / アンドレ・バザン / ジャン=リュック・ゴダール |
研究成果の概要 |
本研究は、映画批評家アンドレ・バザン(1918-1958)の多面的な仕事のうち、これまで相対的に知られていなかった側面を、存在論的リアリズム、脚色、修辞学、映画批評といったキーワードに即して解明するとともに、バザンも含めた古典的シネフィリーの時期における批評が、後続世代の批評や実作にどのように継承されているのかを、レオス・カラックスの批評やストローブ/ユイレの映画などのいくつかのケーススタディを通じて明らかにしたものである。
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自由記述の分野 |
映画研究・表象文化論
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、これまでも『映画とは何か』の邦訳等によって日本の読者に知られてきた映画批評家アンドレ・バザンが、古典的シネフィリーの時代においてどのような多面的な諸問題に向き合っていたのかを精緻に掘り下げた点において、またバザンの未邦訳の記事を多数翻訳紹介し、バザンも含めた21人の映画論者たちの思考を概説する一般書『映画論の冒険者たち』を刊行するなど一般読者層への啓蒙にも務めた点において、一定の学術的・社会的意義を有すると考えられる。
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