• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 研究成果報告書

室町期歌会資料の総合的研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 17K02407
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 日本文学
研究機関埼玉大学

研究代表者

武井 和人  埼玉大学, 人文社会科学研究科, 教授 (80154962)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード室町時代 / 歌会 / 御会 / 月次 / 着到 / 禁裏 / 幕府 / 大乗院
研究成果の概要

本研究において、従来未刊の(ないし詳述されることのなかった)室町期の歌会資料を、7点の典籍より、40点あまりについて、全文の釈文と略解題を付して刊行した。特に、武井蔵『月次和歌御会』は、田中登氏旧蔵本(これまでも研究者によって簡単に紹介はされて来たものである)で、幸運にも古書肆より購入するすることが出来たものである。この典籍は、この典籍にしか伝存を見ない歌会資料を多数収めており、そのすべての釈文を学界に提供出来た点は、本研究の大きな成果といえよう。
また、研究集会を年1回開催し、歌会資料研究に関するさまざまな問題点・調査研究方法について、討議を行うことが出来たのも、成果の一つである。

自由記述の分野

日本古典籍学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究において、従来ほとんど手つかずのまま放置されてきた室町期歌会資料の内、未刊のものにつき、書誌的考察を加えつつ、釈文を公刊して来た。また、原則として、公刊した釈文・略解題は、所属大学のリポジトリ(SUCRA)において、その全文を公開し、学界の共有研究リソースとしての活用を促してきた。
しかし残念ながら、公刊し得た歌会資料は、未刊歌会資料全体から見ればごく一部にとどまり、室町期歌会の全体像は、依然として要検討課題のまま残ってしまっている。
このように、本研究は、ささかな一歩を踏み出したに過ぎないが、この研究領域の重要性に気付いた方々を導く一つの道標にはなりえたと判断する。

URL: 

公開日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi