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2019 年度 実績報告書

狩野亨吉文書の調査を中心とした近代日本の知的ネットワークに関する基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K02408
研究機関東京大学

研究代表者

田村 隆  東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (70432896)

研究分担者 折茂 克哉  東京大学, 大学院総合文化研究科, 助教 (30376579)
高山 みさと (丹羽みさと)  立教大学, 江戸川乱歩記念大衆文化研究センター, 助教 (90581439)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード狩野亨吉 / 狩野亨吉文書 / 駒場図書館 / 第一高等学校 / 清国留学生 / デジタル化
研究実績の概要

昨年度に引き続き、個人宛書簡の調査・整理作業を行った。1通ごとに発信者名・発信者住所・年月日・数量・内容などの基礎的事項を調査し、データを蓄積した。
「第24回夏期教育セミナー」(於旧制高等学校記念館、長野県松本市、8月17-18日)において科研メンバーによるセッション発表を行った。司会は研究分担者の折茂克哉が務めた。研究代表者の田村隆は「明治30年代の一高」と題して狩野亨吉が校長を務めた明治31~38年の一高の事績を振り返るとともに、その中で狩野亨吉が果たした役割について報告した。その上で、現在でも駒場キャンパス内に残る二体の一高教授像、プッチール像とアリヴェー像について、狩野亨吉文書を用いて製作の経緯などを詳しく紹介した。研究分担者の丹羽みさとは一高医学部について報告した。研究協力者の川下俊文は、「第二臨時教員養成所―一高における教員養成―」と題して発表した。
シンポジウム「狩野亨吉研究の現在」(於九州大学医学図書館、福岡県福岡市、11月17日)において、科研メンバー(田村隆・丹羽みさと・川下俊文・山根泰志)による合同発表を行った。曽根原理・折茂克哉もディスカッサントとして参加した。
「一高中国人留学生と101号館の歴史展」(東京大学東アジア藝文書院(EAA)との共催、於東京大学駒場キャンパス101号館・駒場図書館)に本科研プロジェクトも共催として参加し、狩野亨吉文書のうち明治30年代の一高による清国留学生受け入れに関する資料を選定し、解題を執筆した。同展示の一部(第二会場)は新型コロナウィルス感染症流行の影響により開催延期となったが、展示リストと解題をまとめたパンフレットを研究成果として作成した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2020 2019 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 龍眼木・水衝石・蘭2019

    • 著者名/発表者名
      田村 隆
    • 雑誌名

      むらさき

      巻: 56 ページ: 1-2

  • [図書] 八百屋お七論 近代文学の物語空間2020

    • 著者名/発表者名
      丹羽みさと
    • 総ページ数
      264
    • 出版者
      新典社
    • ISBN
      978-4787943200
  • [図書] 東京大学駒場スタイル2019

    • 著者名/発表者名
      東京大学教養学部
    • 総ページ数
      232
    • 出版者
      東京大学出版会
    • ISBN
      978-4130013512
  • [備考] 東京大学教養学部創立70周年記念展示「一高校長時代の狩野亨吉―教養学部の前史として―」パンフレット

    • URL

      http://hdl.handle.net/2261/00077200

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公開日: 2021-01-27  

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