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2019 年度 実績報告書

東海地域近世・近代能楽資料の収集・整理とアーカイブ化

研究課題

研究課題/領域番号 17K02432
研究機関椙山女学園大学

研究代表者

飯塚 恵理人  椙山女学園大学, 文化情報学部, 教授 (00232132)

研究分担者 三木 邦弘  椙山女学園大学, 現代マネジメント学部, 准教授 (80174001)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード東海地域 / 能楽 / アーカイブ / spレコード / データベース
研究実績の概要

2016-2018年に東海地域で行われた能番組、450枚ほどを収集し、整理して入力している(現在入力中。今後校正して東海地域能楽番組データベース https://zeami.ci.sugiyama-u.ac.jp/~miki/Nou/kensaku.shtml に入れて検索可能にする予定。入力していて東西の能楽師の来演比率が増えていることを実感した。能楽師が演じて食べる時代に移行しているため東京圏に移住している人が多い。
1910年代-1960年代に発売された謡曲・狂言SPレコード約200枚を整理してデジタル化し、著作権の消滅したものについてはホームページ(https://zeami.ci.sugiyama-u.ac.jp/~izuka/erito1/)より配信させていただいた。この結果、時代の古い録音は謡に合わせて小鼓・大鼓が演奏するに対して戦後になると囃子に合わせてシテが謡うように芸の質そのものが変化してゆくことが明らかになった。
和泉流狂言方佐藤友彦師ご所蔵の狂言伝書を閲覧・撮影させていただき、そのうち789冊を翻刻して椙山女学園大学紀要に掲載した。大蔵流の間狂言の伝本として貞享松井本・筑波大学本と並び最古の部類に属し、資料的価値は高い。本の素性と他伝本との比較は今後の課題となる。佐藤友彦師所蔵の狂言伝書の閲覧・撮影を継続している。2019年度に山脇和泉家の明治大正期の神文張(=免状発行控)を閲覧・撮影させていただいた。現在翻刻中である。山脇泉家を弟子として経済的に支えていたのがどのような人々であったのかを今後の研究で明らかにしてゆきたい

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2020 2019

すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 能楽藤田流笛方小島鉄次郎の周辺2020

    • 著者名/発表者名
      飯塚恵理人
    • 雑誌名

      名古屋郷土文化会郷土文化

      巻: 74巻2号 ページ: 103-113

  • [雑誌論文] 佐藤友彦師所蔵九冊本間狂言本「応答(二)」2020

    • 著者名/発表者名
      飯塚恵理人
    • 雑誌名

      椙山女学園大学研究論集

      巻: 51 ページ: 1-16

  • [雑誌論文] 豊田市内に残る普大寺虚無僧の足跡2019

    • 著者名/発表者名
      飯塚恵理人
    • 雑誌名

      豊田市郷土史研究会研究紀要

      巻: 17 ページ: 13-21

  • [雑誌論文] 《西行桜》の周辺2019

    • 著者名/発表者名
      飯塚恵理人
    • 雑誌名

      紫明

      巻: 45 ページ: 78-82

  • [雑誌論文] 英語圏留学生向け狂言鑑賞教材の作成―2019

    • 著者名/発表者名
      ウィリアム・ペトルシャック 飯塚恵理人
    • 雑誌名

      名古屋芸能文化

      巻: 29 ページ: 117-127

    • 査読あり

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公開日: 2021-01-27  

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