本研究「日欧芸術の相互影響関係における唯美主義の展開と波及―ビアズリーから三島へ―」は、日本学術振興会による2017年度科学研究費補助金基盤研究(C)に新規採択された4年計画の研究プロジェクトである。 2019年度は、関連する英文学作品・美術作品・作家・芸術家やそれらの日本に於ける受容に関する資料を幅広く収集し、先行研究の調査も行った。ジャポニスムの影響を受けた画家の美術展についても調査を進めた。 また、Birmingham City University に於いて本研究に関する講演も行った。講演題目は 'Aubrey Beardsley’s Influence on Japanese Literature and Theatre' であった。Birmingham City University は Royal Birmingham Conservatoire を擁し、実践面を重視した高度な芸術教育を行っており、演劇・音楽等舞台芸術分野の教授も多いことから、関連分野の教授陣と意見交換できて有意義であった。
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