研究課題/領域番号 |
17K02586
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研究機関 | 東京藝術大学 |
研究代表者 |
大森 晋輔 東京藝術大学, 音楽学部, 教授 (50599272)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | ピエール・クロソウスキー / 神の死 / アセファル / キリスト教 |
研究実績の概要 |
3年目となる2019年度は、2018年に科研費の助成を受けて開催したクロソウスキー・シンポジウムに関わる論文集の編集作業に従事した。また、論文集に収録する論文のチェックと翻訳3点を進めた。これにより、主に1930年代のクロソウスキーの活動とその思想とのかかわりについて、いくつか論点の整理ができた。 また、以前より進めていたオード・ロカテッリ『二十世紀の文学と音楽』(白水社)の翻訳を刊行した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2020年3月に本学で日本フランス語フランス文学会関東支部大会を開催することになり、2019年度はほぼ一人でその準備を進めていたため、あまり多くの研究時間を取ることができなかった(新型コロナウイルスの感染拡大への懸念のため、結果として大会は中止となった)。また、2019年度は特に翻訳を多く行ったため、論文執筆に時間を多く割くことはできなかったが、本研究課題の区切りとなる論文集の刊行に向けて、準備を進めることはできた。
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今後の研究の推進方策 |
2020年度内に論文集『クロソウスキーと現在』(仮題)を水声社から刊行予定である。科研費の研究期間を1年延長し、2019年度に十分に行えなかった研究を進め、論文を執筆する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
2019年度に十分に進めることができなかった研究費用を2020年度に繰り越すことにした。書籍などの購入費用、出張費用などに充てる予定である。
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