研究課題/領域番号 |
17K02610
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学
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研究機関 | 國學院大學 (2020-2023) 松山大学 (2017-2019) |
研究代表者 |
進藤 久乃 國學院大學, 文学部, 准教授 (40613922)
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研究分担者 |
熊木 淳 獨協大学, 外国語学部, 専任講師 (90738618)
菊池 慶子 慶應義塾大学, 経済学部(日吉), 講師(非常勤) (00609886)
MARIANNE SIMON・O 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (70447457)
門間 広明 北海学園大学, 法学部, 准教授 (50507100)
前山 悠 大分県立芸術文化短期大学, その他部局等, 講師 (50789443)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 前衛 / CoBrA / レトリスム / 音声詩 / 視覚詩 / アンテルナシオナル・シチュアシオニスト / ジャン・ポーラン |
研究成果の概要 |
本研究は、これまであまり論じられることのなかった第二次世界大戦後フランスにおける前衛を研究対象とするものである。前衛を名乗ったグループや詩人、及び前衛に対峙した者たちについての研究を通じ、この時期の前衛を文学史的に位置づけることを目指した。その成果として、以下の二点が挙げられる。 まず、第二次世界大戦の影響を再検討した上で、前衛グループや詩人たちの見取り図をある程度描くことができた。また、この時期の前衛の特徴のひとつとして、「詩や芸術作品がいかにして作品の枠を超え、社会に関わりうるのか」という問いに多様なやり方で答えるものであることを明らかにすることができた。
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自由記述の分野 |
フランス文学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、これまであまり論じられてこなかった第二次世界大戦後フランスにおける前衛に焦点を当て、概要を把握し、共通する問題点を浮き彫りにすることができた。最終年度にその成果を『戦後フランスの前衛たち──言葉とイメージの実験史』(水声社)として発表することができた。今後、現代に至る戦後フランスの前衛史についてより深く研究する契機になると思われる。
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