研究課題/領域番号 |
17K02623
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学
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研究機関 | 札幌大学 |
研究代表者 |
岩本 和久 札幌大学, 地域共創学群, 教授 (40289715)
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研究分担者 |
越野 剛 東京大学, 大学院人文社会研究科, 助教 (90513242)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 外国文学 / 美術史 / ロシア / ポストモダニズム / 身体 |
研究成果の概要 |
現代ロシア文学の最新の動向についてリサーチし、毎年『ブリタニカ国際年鑑』にレポートを掲載した。その上で、ロシアのポストモダニズム文学を代表するソローキンやペレーヴィンらによる1990年代の創作、2000年以降の創作のそれぞれについて、記号や全体主義と身体との関係を考察し、日本ロシア文学会のパネルディスカッションで報告を行なった。 また、文学的想像力も利用している現代ロシアのアートについて、特にペッペルシテイン、AES+F、クリーク、パヴレンスキーらの創作を検討し、その政治性やセクシュアリティを明らかにし、ウランバートル、京都、東京などの国際シンポジウムで報告を行なった。
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自由記述の分野 |
ロシア東欧文学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1990年代以降のロシア・ポストモダニズムについては、紹介や概説という段階はすでに完了している。本研究ではロシア・ポストモダニズム文学に現れた身体イメージを分析しながら、性、政治、記号論など様々なテーマを顕在化させた。これにより、今後のより深い作品分析のための切り口を見出した。 一方、日本において十全な紹介のなされていないロシアの現代アートについても調査を行い、特に身体イメージについてその政治性を考察した。
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