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2021 年度 研究成果報告書

後期啓蒙主義における『最新ドイツ文学精選叢書』の学術・書評誌としての意義

研究課題

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研究課題/領域番号 17K02627
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 ヨーロッパ文学
研究機関早稲田大学

研究代表者

クラヴィッター アルネ  早稲田大学, 文学学術院, 教授 (90444778)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワードドイツ文学 / 啓蒙主義 / 雑誌文化
研究成果の概要

ドイツ啓蒙主義の雑誌「最新ドイツ文学精選叢書」(1772-1781)が美学と批評の面で先進的な役割を果たしたと実証した。これまで知られていなかった約40人の寄稿者の名前を特定し、彼らの書評や論文を詳細に調べることで、近年ますます国際的な研究の関心を集めるディーツ、ウンザー、モヴィヨンの失われた出版物を発見できた。18世紀の哲学者・作家の著作を総合的に解釈し、注釈を加えた「Work Profiles」叢書(独de Gruyter出版)から、2022年にモヴィヨンとアンツァーの著作集を出版した。今後、モヴィヨンやディーツの著作集も出版され、この研究の国際的反響が高まることが予期待される。

自由記述の分野

ドイツ文学

研究成果の学術的意義や社会的意義

啓蒙主義の重要な書評誌『最新ドイツ文学精選叢書』をめぐる知的ネットワークが、国際的研究の注目されるところとなった。研究プロジェクトの可視性を高めるために、研究成果を名の通った専門誌に論文として発表するとともに、『最新ドイツ文学精選叢書』執筆者たちの作品集や書簡集を編纂出版した。これによって、文学史および哲学史において「忘却」されがちだった急進啓蒙主義者に、いっそうの注意が向けられる。彼らはなおも、啓蒙主義研究において解明が待たれている存在なのだ。このプロジェクトからは数々の出版物が生まれ、この分野の専門誌に発表した結果、私はドイツ科学アカデミーから当該領域プロジェクトの学術審査員に選出された。

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公開日: 2023-01-30  

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