啓蒙主義の重要な書評誌『最新ドイツ文学精選叢書』をめぐる知的ネットワークが、国際的研究の注目されるところとなった。研究プロジェクトの可視性を高めるために、研究成果を名の通った専門誌に論文として発表するとともに、『最新ドイツ文学精選叢書』執筆者たちの作品集や書簡集を編纂出版した。これによって、文学史および哲学史において「忘却」されがちだった急進啓蒙主義者に、いっそうの注意が向けられる。彼らはなおも、啓蒙主義研究において解明が待たれている存在なのだ。このプロジェクトからは数々の出版物が生まれ、この分野の専門誌に発表した結果、私はドイツ科学アカデミーから当該領域プロジェクトの学術審査員に選出された。
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