2019年度は予定通り、2019年12月2日に、研究協力関係にある、フランス国立東洋言語文化大学において、同大学教授のアンヌ・バヤール=坂井氏とともに国際学会を開催した。タイトルを「日本文学を3.11後の視座で読むー作家いとうせいこうとともに」とし、発表者は公募によって選んだ。11本の研究発表ののちに、作家いとうせいこう氏に対する公開インタビューを行った。このいとうせいこう氏への公開インタビューの模様は、『文藝』2020年夏号に掲載した。 学会終了後から、アンヌ・バヤール=坂井氏とともに、論文集の準備をすすめている。2018年度6月の学会とあわせて、選択した発表者に論文を募り、現在は出版社と編者による入稿前の校正作業に入っている。 木村朗子『その後の震災後文学論』(2018年)を英訳するでは、一次訳までが完成した。
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