Covid19 の流行によって2019年度末(2020年3月)の調査は実質的に不可能となった。その後、研究期間が延長されたが、実際には2020年度、2021年度の調査も海外渡航ができず実施できなかった。このため、この間は、これまで収集した資料の整理と分析のみを行った。ただし、整理によってさらに調査すべき項目が発見され、調査の準備を進めることにもなった。 また、2019年度末と2020年度末にこれまでの成果の一部を論文としてまとめた。とくに、2020年度末には、キナウル語の簡易文法を論文としてまとめることができた。 2022年度においては、年度末に海外渡航が可能になることが予想されたため、さらに準備を進め、年度末の2023年3月に調査を行った。ただし、以前の調査の不備な点を調査し直すことのみでほぼ時間が過ぎた。会話文例を多少集められる状況になったことが進展ではある。
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