研究課題
本研究は地方議会会議録(全国47都道府県議会の会議録),方言談話資料(具体的には「NHK全国方言資料」),発言地域が明らかなウェブテキスト(具体的には,位置情報付きツイート)のデータベース化,分析の枠組みの構築を進めるものである。当初予定していた研究期間は平成29年度から令和元年度までであったが,新型コロナウイルス感染拡大の影響で研究成果のとりまとめを令和元年度内に行うことができなったため研究期間を延長した。方言談話資料については電子化を行った上で,1文節を1レコードとし,地名,GEOタグ,談話カテゴリ,発話者コード,割込発話フラグ,方言形,共通語形の項目をデータベース化した。正規表現による検索によって,同一の共通語の方言形を洗い出すことが可能であることを明らかにした。位置情報付きツイートについてはテキストマイニングの手法を用いて,発言の地域と出現語の共起について分析を行った。地方議会会議録についてはこれまで2015年の統一地方選挙以前(2015年3月まで)のデータを対象としていたが,2019年の統一地方選挙まで(2019年3月まで)の会議録を追加で収集・整形した。これにより経時的な分析がより幅広く行えるようになった。地方議会における議論は一括質問一括答弁の方式で行われることがある。個々の質問に対する答弁を明らかにするために,地方議会会議録における議論の構造に関する分析を行った。これらの研究の成果の一部を国際会議の論文として発表した。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (4件) 備考 (3件)
Proceedings of The 12th Language Resources and Evaluation Conference
巻: - ページ: 2064-2068
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