研究課題/領域番号 |
17K02750
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
伊伏 啓子 福岡大学, 人文学部, 講師 (40759841)
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研究分担者 |
塩山 正純 愛知大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (10329592)
朱 鳳 京都ノートルダム女子大学, 国際言語文化学部, 教授 (00388068)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 品詞分類 / 量詞 / 冠詞 / 形容詞 / 官話 / 近代来華宣教師 |
研究実績の概要 |
個別の研究業績については、別に挙げた通りであるが、2021年度は、メンバー3名全員が8月にオンラインで開催された23rd Biennial Conference of the European Association for Chinese Studies (Leipzig,Germany)、そして、11月に同じくオンラインで開催された“国際化視野下的漢語全球教育史”国際学術研究会・第12届年会世界漢語教育史研究学会(河北大学)の2つの学会で口頭報告を行なった。 前者では、全員が近代来華宣教師が書き残した中国語テキストを資料として研究発表を行い、そのうち2名が本研究課題である19Cの西洋人による中国語文法研究に関するテーマで報告を行った。後者では、分担者一名が19C来華宣教師夫人によってかかれた日記の内容を手掛かりに、女性の視点から見た当時の中国語(官話)について整理し発表を行った。代表者は19Cの西洋人によって作成された中国語文法書や教材、そして二言語辞書をもとに品詞名称「形容詞」の成り立ちについて報告を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
この1年間は代表者が所属先を移動したことにより、研究に十分な時間を割くことができず、論文執筆という形で業績を発表すことができなかった。また、新型コロナウイウルス感染症流行の影響が続き、分担者2名と密に打ち合わせをする機会が以前より減少し、当初予定していた研究計画を実施することができなかった。そのため、やむを得ず、1年延長することにした。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度で実施出来なかった研究計画を実施し、令和5年3月をもって、本研究を終了する予定。 研究論文での成果発表については、すでに複数の研究雑誌、研究論文集に執筆エントリーを行なっており、順調に行けば、複数の成果が年度末に公開できるはずである。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ渦のなか海外で行われる国際学会や国内の研究会に対面で参加することができなかったため、次年度へ使用額が生じた。今年度は、消耗費として使用する予定である。
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