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2019 年度 実施状況報告書

韓国における言語権問題の展望:歴史的経緯と法政策を踏まえた学際研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K02751
研究機関椙山女学園大学

研究代表者

樋口 謙一郎  椙山女学園大学, 文化情報学部, 教授 (40386561)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード言語権 / 言語政策 / 韓国
研究実績の概要

・本年度は、前年度の研究発表およびそのフィードバックによって得られた問題意識に基づく調査研究を主として実施した。具体的には済州島および全羅南道における言語権関連のイシューについての調査を実施し、文献研究、現地関係者へのヒアリングを行った。
・前年度に引き続き、米国立公文書館(NARA)における南朝鮮米軍政期史料の分析を実施した。前年度と同様に、米軍政期の言語観、社会相、言語的少数者の主張を具体的に明らかにするよう努めており、この作業は継続中である。
・これまでの知見に基づき研究成果の一部を公表した。また、新聞寄稿などを通じて、広く一般向けの発信を行うよう心がけた。
・本年度は代表者の体調不良、ならびに新型コロナウィルス感染拡大の影響により、十分な調査と研究発表ができなかったことから、次年度において研究の充実を図るべく構想中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本年度は体調不良と新型コロナウィルス感染拡大の影響により、当初予定の調査と研究発表を十分に行えなかった。次年度において研究の充実を図るべく構想中である。

今後の研究の推進方策

本年度に十分に行えなかった研究発表を次年度に進めたい。また、研究計画・手法を発展的に見直し、韓国の長編小説の分析、オラリティに関する議論も研究に組み込んだため、その作業も深化させていく。

次年度使用額が生じた理由

次年度使用額が生じた理由は、①支出削減に努め、予算の有効活用に努めた、②体調不良により当初構想していた調査研究と研究発表が十分に成し得なかった、③新型コロナウィルス感染拡大の影響により年度末に予定していた出張が中止になった──の3点である。
次年度使用額については、研究の拡大的発展・応用に活用していく。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2020 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 「大韓民国臨時政府の法統継承」について -兪鎭午関連資料からの考察-2019

    • 著者名/発表者名
      樋口謙一郎
    • 雑誌名

      日本言語文化

      巻: 49 ページ: 273-286

    • 査読あり
  • [図書] China's Image in the Neighbors' View2020

    • 著者名/発表者名
      NIMURA Yosuke
    • 総ページ数
      104
    • 出版者
      V2 Solution
    • ISBN
      4864767424
  • [図書] 比較憲法2019

    • 著者名/発表者名
      東裕 、玉蟲由樹
    • 総ページ数
      250
    • 出版者
      弘文堂
    • ISBN
      4335002416

URL: 

公開日: 2021-01-27  

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