韓国の言語権問題の理論的追究と課題抽出、韓国の法制度と言語権との関連性についての考察を行った。韓国の国民国家形成と言語関連の諸制度の関連性、およびその社会的受容の経緯を明らかにする作業の一環として、米軍政期の言語政策、韓国の長編小説の分析、オラリティをめぐる議論、済州島および全羅南道における言語権関連のイシューも研究に組み込んだ。発展的、応用的研究にも注力し、韓国における社会方言と言語政策の関係についての研究を推進した。さらに、外部研究者の協力を得て、日本、東南アジア(主にマレーシア、シンガポール、タイ)の事例との比較研究にも着手した。
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