研究実績の概要 |
本研究は、手話話者が日本手話(JSL, Japanese Sign Language)と日本語対応手話(SJ, Signed Japanese)を(語順、文法等)理解する際の脳活動を観察することで、日本手話に、あるいは日本語対応手話に固有にかかわる(文法処理の)脳内メカニズムを明らかにすることをその目的とする。昨年度の3月までに実施した実験データを分析した結果、日本手話だけに固有にかかわる脳活動が観察された。この結果は、教育現場で日本語対応手話ではなく日本手話の教える必要(必然)性があることを示唆するものである。ただし、本結果は実験途中のもので、今後追加の実験が必要である。
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