研究実績の概要 |
本年度の研究実績として2つ挙げられる。まず、本実験を行うための刺激文の作成と、本実験を円滑に行うための予備実験を進めることである。以前の科研費プロジェクトで、申請者は換喩表現の文産出過程を心理言語学の手法を利用して検討し、換喩表現がどのように産出され、また産出される際の背後にある要因を明らかとした。その際に作成した日本語の刺激文を英語に修正し、予備実験と本実験を行う準備を行った。今後、国内のみならず、海外で心理実験を実施できるように、海外の研究者とも交流を図り、準備を進めている。
また実験実施の以外には、2017年にBelgium (Psycholinguistic Flanders, KU Leuven)、思考と言語(国研)、2018年にアメリカ(CUNY sentence processing, US Davis) などの国内外の学会でも発表を行った。こうした学会で発表しつつ、本研究を確実に進めるために海外の研究者と議論をすることで、今後の本実験の準備を進めている。
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