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2021 年度 実施状況報告書

バイリンガルの換喩表現の産出に関する認知心理言語的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K02762
研究機関甲南女子大学

研究代表者

田中 幹大  甲南女子大学, 国際学部, 准教授 (10555072)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
キーワード心理言語学 / 言語産出 / メトニミー / バイリンガル / プライミング
研究実績の概要

本研究はヒトが換喩表現をどのように産出しているのかを、心理言語学の手法によって比較検証し、特に日本語と英語の換喩表現を比較しながら、バイリンガル話者の言語を司る認知機構の解明に貢献することが目的である。 本年度は対面での実験実施が困難なため、オンラインでの本実験を実施しつつ、データ分析などを中心におこなった。
その他においては、今回の研究で利用したオンラインの実験ツールを幅広く紹介するために、国内で行った発表を行った(Tanaka, 2021 - The Online Psycholinguistics Experiment)。さらに研究内容を幅広い研究者に紹介するために、書籍を出版した(高橋留美、大塚みさ、杉本淳子、田中幹大, 2021-やさしい言語学、研究社)。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究代表者は各年度に予定されていた心理実験や学会発表などを行いつつ、実験や分析を同時に進めてきたが、昨年度と同様に、当初の予定よりも実験のデータ収集に時間がかかり、また現在の社会情勢から対面での実験実施を中止し、オンラインにて追加実験を実施した。よって現在までの進捗状況はやや遅れているという評価となった。

今後の研究の推進方策

今後の研究の推進方策は、オンラインを含む追実験を実施して確実に終了させ、実験データの解析を行い、総括・成果発表の準備を行うことである。現在の社会情勢から、対面での実験を実施することが難しいため、オンラインツールを利用した実験を実施し、日本人、または英語を母国語としたバイリンガルを対象とした実験を行い、確実に終了させることを目標とする。必要な実験データを収集したところで、データの統計解析を行い、本研究の総括と成果発表の準備を行う。可能である場合は、国内外で行われる予定の学会で発表する。また国際学術雑誌の投稿のため、論文作成の準備にかかる。

次年度使用額が生じた理由

研究代表者は各年度に予定されていた心理実験を行ってきたが、当初の予定よりも実験のデータ収集と分析に時間を要し、また現在の社会情勢から、オンライン での実験を計画している。その実験を確実に終了するために、次年度使用額が生じた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 35.The Online Psycholinguistics Experiment - the case of language production2021

    • 著者名/発表者名
      Mikihiro Tanaka
    • 学会等名
      Kansai Circle of Psycholinguistics
    • 招待講演
  • [図書] やさしい言語学2021

    • 著者名/発表者名
      高橋 留美、大塚 みさ、杉本 淳子、田中 幹大
    • 総ページ数
      252
    • 出版者
      研究社
    • ISBN
      978-4-327-37748-9

URL: 

公開日: 2022-12-28  

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