1.調査方法探求…2017年度、調査方法に関する研究集会を2回開催。 2.岩淵悦太郎について…2017年度、岩淵の戦後文法教科書編纂に関する論文を公表。岩淵主導の白河言語調査を辿るための予備調査を白河市図書館で開催。2018年度、白河言語調査の元被験者を探すために、岩淵を紹介するパンフレット作成。白河市立図書館で配布。2019年度、白河市立図書館で講演会を開催。元被験者を発掘(インタビュー調査はコロナウイルス流行で自粛)。2020年度もコロナ禍で元被験者へのインタビュー自粛。2021年度、高齢化する元披見者の体調不良でインタビューは未実施。一方、調査過程で得た写真資料が、白河市での展示及び仏・コンピエーニュ市で展示された(仏2022/1/25-3/26、白河2022/1/31-3/18)。2022年度、コロナが落ち着き、元被験者の探し直しのために、講演会・シンポジウム「白河から始まる日本語研究」(2023年3月11日https://mainichi.jp/univ/articles/20230410/org/00m/100/004000c)を実施。前回とほぼ同数の元被験者を発掘。2022年度内のインタビュー調査はできなかったが研究期間終了後でもインタビューし成果公表する。 3.釘本久春について…2018年度、釘本の日本語教育への関与について、釘本と親交のあった70歳代の協力者にインタビュー。ハワイ大学図書館で、釘本が日系人小学生向けに執筆した日本語教科書を調査。同書に関与した80歳代の元日本語教師及び講義を受けた経験を持つ70歳代の日系3世にインタビュー。2019年度、日系人向け日本語教科書編纂に関する論文を公表。2020年度、日系人向け日本語教科書と小学国語の検定教科書の両方のコーパスを作成し比較。2021年度、ハワイ日系人向け日本語教科書編纂時の社会状況に関する論文を公表。
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