今後の研究の推進方策 |
H30年度では、進行形と、stativityの主要関連概念であるhabitualityとが相性度が低い理由、同じくgenericity (物事の一般性・一般原理)とが相容れない理由を、我々が永久不変的な常なるものとして捉えようとする物事の性質や原理の表現と、進行形を使って諸行無常である現実の事物を「イマ・ココ」で切り取って捉える必要性が低いこと、或いは矛盾するからであることに焦点を当てたが、R1年度は、他のActivity, Imperfectivity, Atelicity, Continuity, Durationality, Unboundedess, Gnomic, Structurality等、これまで様々な文献で言及されてきた他の概念も整理し、それらとの関連において、近・現代英文法記述・英文法研究文献・言語哲学書・英文法書および実際の使用実例を、使用文脈と併せて分析することを通し、更なるstativityの精緻化を図る。
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