研究実績の概要 |
研究代表者の漆原はThe 25th Japanese Korean Linguistics Conference(2017年10月12日~14日:於ハワイ大学マノア校)に参加し、関連する様々な発表を聴くと共に、JK25 Satellite Workshop on Morpho-syntax in Japanese and Koreanに指定討論者として登壇、日本語・朝鮮語の形態統語論に関するこれまでの研究に基づき、発表論文に対するコメントを行った。また、九州地区の言語学研究会である語楽会(2018年3月27日:於西南学院大学)にて、「分散形態論の批判的検証:日本語オノマトペの述語化」と題する論文を発表、質疑応答において参加者から有益な質問・意見・コメントを受けた。 その他、日本英語学会、日本言語学会をはじめとする学会等で関連する論文の発表を聴き、多くの知見を得た。 連携研究者の岸本は否定対極表現に関する論文“Negative polarity, A-movement, and clause structure in Japanese.” Journal of East Asian Linguistics, 17, 109-161. 2017.を出版した。 連携研究者の多田は「保守性と作用域再構築」、「演算子の非保守性と作用域の反再構築」および「作用域の反再構築とG-自明性」および関連論文を発表した。 連携研究者の渡辺は、本研究の重要な要素である名詞前修飾の研究を進め、2017 "Attributive Modification." , Masayoshi Shibatani, Shigeru Miyagawa, and Hisashi Noda, eds., The Handbook of Japanese Syntax. The Hague:De Gruyter Mouton, 783-806.として出版した。
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